2012年10月12日 18:20
【エンタメCOBS】最近の面白い軍事テクノロジーについて
ただ、その後の進展が聞こえてこないので、さあどうなることやら、なのです。
というのは、アレスティング・ワイヤーというのはノウハウの塊なのです。時速数百キロというスピードで空母に着艦しようとする飛行機は、フックを出して、空母上に設置されたこのアレスティング・ワイヤーをひっかけて減速し、止まります。
つまり、数百キロのスピードのものをやんわりと受け止めなければならないわけです。容易に想像できると思いますが、ピンと張ってるだけではフックが折れますし、ガクンとなって飛行機の搭乗員の首が折れるとか、飛行機が壊れますね。
ワイヤーがググっと適度にたわみながら着艦する飛行機を止めなければなりません。いまだかつて空母を保有したことのない中国にとっては大きな技術的ハードルです。
●カタパルトはどうするのか!?
また、飛行機を発進させるのに必要なカタパルトという装置があります。
『機動戦士ガンダム』の「アムロ行きまーす」の時に使われる、ガンダムの足にはめて、進行方向に動いてガンダムを打ち出す装置がありますね。あれがカタパルトです。
空母では甲板から飛行機を空に放り出すこのカタパルトが必要なのですが、このロシア製中古空母にはこれも付いていません。