を元に研究家が想像して描いた想像図なのです。本能寺の変の後、すぐに安土城が焼失してしまい、また当時に描かれた詳細図がないため仕方がないのですが、実はたった1つだけ「安土城の本当の姿」を知りうる可能性があるのです。
先述の宣教師ヴァリニャーノが信長さんに会った際に、安土城を描いた屏風を贈呈されているのです。この屏風はヴァリニャーノ経由でバチカンのグレゴリウス13世に贈られました。しかし今では行方不明なのです。歴史研究家の藤井尚夫さんによれば、「日本を出たという記録があり、ローマに着いたという記録も残っている」とのことですので、もしかしたらバチカン市国の収蔵庫のどこか片隅に埃(ほこり)にまみれて眠っているのかもしれません。
これが出てくれば、その時初めて信長さんが精魂込めて作った「安土城の本当の姿」がわかるでしょう。
(高橋モータース@dcp)
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