くらし情報『【エンタメCOBS】江戸のグルメとは? 「この白身には金気が残っている!」』

2012年10月24日 16:20

【エンタメCOBS】江戸のグルメとは? 「この白身には金気が残っている!」

今のグルメに通じる「食通」が流行したのは江戸時代も中盤以降になってからのことです。八百善という超高級料亭がありました。浅草山谷で享保年間(享保年間は1718~1735年)に創業、江戸における会席料理を確立した有名な料理店です。

八百善には有名なエピソードが幾つも残されています。

ある時、通人の連れが八百善を訪れ、お茶漬けを注文しました。しかし中々出てきません。半日ほど経ってやっとお茶漬けが出ました。食べ終わって帰ろうとしたら、なんとお代が1両二分! ビックリしていると、お店の説明が「春には珍しい瓜と茄子の香の物、お茶は玉露、お茶に使う最適の水を玉川まで汲みに行っている、なので時間とお金がかかる」というものでした。
一両二分というと、(1両=4万円で計算)6万円です。これが「八百善の1両二分茶漬け」として今も残る有名な話です。

また「ハリハリ漬け」を作るのに、尾張からわざわざ細大根を取りよせ、それを味醂で洗って漬けている。そのため値段は三百疋(ぴき)にもなるといった話が残されています。三百疋というと6万円です(幕末期の話なので一疋=25文で、三百疋=7,500文、一両=5,000文、一両=4万円で計算)

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