2012年10月24日 16:20
【エンタメCOBS】江戸のグルメとは? 「この白身には金気が残っている!」
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しかし、八百善に関する最高のエピソードは酒井抱一(さかいほういつ)の話ではないでしょうか。酒井抱一は姫路藩藩主、酒井忠仰の次男です(1761年/宝暦11年生まれ)。彼は名門・酒井家の出でしたが風雅の道にまい進した粋人でもありました。
ある日、八百善で出された白身の刺身をひと口食べた酒井抱一が箸を置いてしまいます。どうしたのか、と聞いてみると「よくよくすすいでいない包丁で白身魚を切った。そのため金気が残っている」と言うのです。八百善に来ていた客がどのようなものであったかがよくわかる話ではありませんか! このエピソードなど、まさに『美味しんぼ』みたいです。
食通もある程度まで進むと嫌味になります(笑)。
華やかで多種多様な文化が花開いた江戸時代には、すでに「食道楽」がかなり進んでいたと言えるのではないでしょうか。
(高橋モータース@dcp)
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