【エンタメCOBS】あったあった! 一世を風靡したベストセラー
を日本中に植え付けました。当時の小学生は「この先どうなっちゃうんだろうなあ」と不安に駆られたものです。1999年には何も起こらず、ノストラダムスはすっかり過去のものになり、今は「マヤの暦」にそのお株を奪われています。それも今年いっぱいですが(笑)。
●『天中殺入門』著:和泉宗章
1979年に日本中に天中殺ブームを巻き起こした1冊。占学的な内容はともかく「天中殺」は「ついてない」ぐらいの意味であちこちに使われました。
●『スーパーマリオブラザーズ完全攻略本』著:ファミリーコンピュータマガジン編集部編
1986年に刊行されたミリオンセラーの攻略本。今までにないタイプのベストセラーということで大注目を集めました。
ちなみに『ファミリーコンピュータマガジン』は徳間書店から刊行されていたゲーム雑誌で、『ファミ通』(当時はファミコン通信)のライバル誌でした。
●『サラダ記念日』著:俵万智
1987年に刊行され、歌人・俵万智の名を一躍有名にした1冊。その現代的な感覚、ライトな感じで、口語短歌の魅力を伝えたとされます。まさか(しかも処女作)歌集がミリオンセラーになるとは作者でさえ思わなかったのではないでしょうか。