【転職コブス君】人気芸人や売れっ子ネイリストに転身! リストラされて成功した人たちにインタビュー
――それでも38歳まで売れない日々が続いたわけですが、今度は周囲が辞めることをすすめてきたりはしなかったのですか?
上田「友達はかなり言ってきましたね。もう無理だろ、と。35歳を超えてからは、親にもずっと『もう辞めたら?』って言われていました。でも、パソコンはできないし、サラリーマンも無理。眠れなくなったり、円形脱毛症になることもしょっちゅうでした。眠れなくなるから考えないようにしていましたね」
――芸人をあきらめなかった理由は何ですか?
岩崎「辞めようと思ったことは何回もありました」
上田「でも、辞める勇気がなかったんです。あきらめずに頑張ってきたわけじゃなくて、ただ単にあきらめが悪かっただけというか」
――上田さんに至っては、自伝的小説「リストラ芸人」(講談社・1,365円)も刊行されましたよね。リストラなど、キツい状況に立たされたときにはどうしたらいいんでしょうか?
上田「悩みすぎないことですかね。
人ってネガティブに考えすぎる面があるので、嫌でもポジティブに考える。あと酒飲んで忘れちゃう。これですよ。どこで楽しむかだと思います。
すごく嫌なことがあっても、ちょっとでも楽しいことがあれば。