【雑学キング!】失恋にキク薬がある!? 漢方は「気」をコントロールする
■フラれたら「気」が変になる
――気は、心臓や胃が動くといった自律神経系から、手足を動かすなどの体性神経系、さらには思考や情緒といった感情面まで、まさに人間の行動すべてにかかわっていますね。
「だからこそ、『生命の根源的エネルギー』なんです。中でも、気の変化にともなう感情・情緒の変化が分かりやすいでしょう。例えば、彼氏・彼女とうまくいってれば気分がよく、多少の問題にもやる気をなくさず、元気で強気に取り組めます」
――でも、ちょっと相手の気持ちが離れると、途端に弱気になったり。あるいは相手に完全に気がない状態、いわゆる「フラれた」なんてことになったら……。
「ものすごく気がめいったり、気が迷ったり。もう気が気でない、いわば今までの気のエネルギーの状態が、フラれた瞬間、一気に大変化するんだから、心身のバランスはめちゃくちゃです。体は動かず、頭はまわらない」
つまり、失恋は気の存在をハッキリ意識できるイベントのひとつといえますね。
■「気」が見える時代が来る!?
――こういう話をしてもまだ、「でも目に見えないし、科学的じゃないし」という人はいます。
「自分の感覚・直感で感じたものが、信じられないなんて……。