【雑学キング!】失恋にキク薬がある!? 漢方は「気」をコントロールする
そういう人って、フラれたことがないんですかね(笑)。
ただ現在、気は、目に見える、科学的な存在になりつつありますけどね。ドイツで誕生した振動医学では、簡単にいうと、生体内の波動により、臓器や器官がそれぞれ特定の周波数を持つとされています。そして波動が弱まったり、滞ったりすると、身体各所の周波数にもズレが生じ、その度合いによって症状が出るという」
――つまり、気の波動が正常になれば、心身の不調が改善される。まさに東洋医学的ですね。
「今、ドイツでは、臨床の現場で振動医学を生かした治療が行われていて、また、波動を可視化する装置の開発も進められているようです」
気が目で見られる。そんな時代が来るんですかね。
■失恋に効果的な漢方とは?
――先に話した「失恋」ですけど、これって東洋医学的に考えると「気虚(ききょ:"気(エネルギー)"が不足の状態)」か「気帯、気逆(きたい、きぎゃく:いずれも気が正しく巡ってない状態)」、あるいはその複合型という状態ともとらえられますかね?
「そういう側面はあるでしょう。
であれば、落ち込みがひどい人には気を補う人参メインの『補中益気湯』『人参養栄湯』とか」