日本には「八百万(やおよろず)の神」とよばれるほどたくさんの神様が存在します。八百万(やおよろず)というのは800万ではなく、「無限」という意味でして、自然に存在するものすべてに神様が宿っているとされています。
今回は、そんな数多く存在する日本の神様たちの中から、意外なものの象徴である神様や「そんな神様がいるんだ!?」という神様、そして神様たちのちょっとしたこぼれ話などを紹介します。
●トイレの神様は本当にいる
トイレの神様という歌がはやりましたが、実際に日本にはトイレ(便所)の神様が存在します。厠神や烏枢沙摩明王がそれにあたり、トイレを守ってくれているそうです。また、朝夕の6時はトイレの神様が別の神様と相談する時間なので、その時間はトイレには入らない方がいいのです。
●学問の神様は恋愛も得意
学問の神様である菅原道真公ですが、実は恋愛の神様としても祭られています。道真公は家族思いで、多くの子宝にも恵まれたため、とされています。
●エビスさまはいっぱいいる?
商売繁盛の神様とされているエビスさまですが、実は何人もの神様がエビスさまと呼ばれているのです。エビスさまというのは単なる呼称で、その正体は蛭子命や事代主神、または少彦名神や彦火火出見尊という神様だとされています。