くらし情報『【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(23):もしもカミナリに打たれたら』

2012年12月9日 12:50

【エンタメCOBS】もしも科学シリーズ(23):もしもカミナリに打たれたら

そのため充電には不向きで、たとえ利用できても300kwh程度、平均世帯一か月分の電力量にしかならないらしい。

そもそもどこに落ちるかわからないので利用しようがない。

■1,000アンペアの脅威

人体に与える影響はどうか?直流/交流を問わず身近なものをみてみると、市街地の電線が6,600V、静電気はおよそ10,000V、東海道新幹線が25,000V、発電所が500,000Vと、日常生活は高電圧で満ちあふれている。

昔、ガソリン車の点火回路(およそ15,000V)で感電したときはエアガンで撃たれたような痛みを感じたが、何の支障もなく過ごしている。電圧だけなら、人間は意外とタフにできているようだ。

問題は電流だ。1万ボルトに耐えられても、わずか数アンペアで死へと誘(いざな)う。ある実験によると、人体に流れる電流が0.01A(アンペア)を超えると筋肉の自由が利かなくなり、払いのけられることができないという。


映画やドラマで、けいれんしながら感電し続けるシーンを見るが、まさにその状態に陥るのだ。人間の電気抵抗は、内部が300オーム、皮膚は1平方センチあたり1万~10万オームで、乾燥ぐあいによって大きく変わる。

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