くらし情報『自分の価値観が揺さぶられるとき、積極的に黙ることができるか?』

自分の価値観が揺さぶられるとき、積極的に黙ることができるか?

だから、「女性が自分のことをセクシュアライズ(性的に重視とか強調する)ことは男性からのまなざし(male gaze)に応じることで、女性にとって良くない」という批判もされている。たしかにそう思う。

でもそうやって女性が自分をセクシュアライズするのを古臭い価値観から非難するのだって単におじさん臭いスラット・シェイミング(「はしたない」という非難)かも―そういう風にも思う。たとえば、ビリー・アイリッシュはダボダボの服をよく着ていた。そのことでよく話題になってたし、それをやめたときも話題になった。

たとえば、

「私がオーバーサイズの服を着ているのは、“アナタ”が私の胸を見て気まずい思いをしないため」
「胸が小さい人はタンクトップ1枚でも許されるのに、私が同じタンクトップを着ると、“胸が大きいから”という理由だけでスラット・シェイミングされる」
――「ビリー・アイリッシュ、3枚の写真に映る「巨乳」が原因で“失ったもの”がケタ違い」より

という風に、ビリー自身語っている。胸を見てくる“アナタ”の目― male gaze ―が、いちいち「エロい」だの「はしたない」だの言うということだろう。だから、「勝手にエロいだのはしたないだの言うのは、やめたほうがいいのかも」

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