くらし情報『タイトルと物語の温度差が凄い。掻き乱され小説。【TheBookNook #7】』

タイトルと物語の温度差が凄い。掻き乱され小説。【TheBookNook #7】

暖かい表紙と祈りのようなタイトルでありながら呪詛のようにも思える本作品。うっかり落とした一滴の“黒”が何者かによってかき混ぜられてしまう恐怖、終始息苦しさに苛まれるのはきっと誰もが感じたことのある妙に生々しく身近な感情が重なるからかもしれません。一気読み必須な作品です。

■読書の締めくくりにタイトルと装丁を眺めてみては?

どんな本でもタイトルや装丁には何かしらのメッセージが込められていると私は考えています。ぜひ、皆さまも本を読み終えた後、改めてタイトルの字体や色、装丁に目を向け、思考を自由に巡らせてみてください。もう一歩深い、本の世界へ踏み込めるかもしれません。素敵な読書ライフが広がりますように。


■「TheBookNook」について

この連載は、書評でもあり、“作者”とその周辺についてお話をする隔週の連載となります。書店とも図書館とも違う、ただの本好きの素人目線でお届けする今連載。「あまり本は買わない」「最近本はご無沙汰だなあ」という人にこそぜひ覗いていただきたいと私は考えています。

一冊の本から始まる「新しい物語」。

「TheBookNook」は“本と人との出会いの場”であり、そんな空間と時間を提供する連載でありたいと思っています。

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