また、ランドレスのほうはコカミドプロピルペタインという柔軟剤が入っているため、リンス効果があるようですが、アクロンもランドレスも洗濯後の触った感じは、そう大差はないように感じました。
ランドレスは液体がどろっとしていて、キャップに目盛りもついていないので、1回分の分量を正確に出そうとしても測りづらいです。また、1回の使用量はランドレスのほうが少なくてすみますが、475mlで3450円なので、ちょっと割高かもしれません。
■アパレル業界が洗濯絵表示についてハッキリ書けない事情
もちろん、ジャケットやコートなどの重衣料は手洗いできないものも多いですが、主にニット類は「手洗いはできない」と表示されていても、正しい方法で洗濯すれば、手洗いできるものもたくさんあります。
「だったら、最初からそう書いてよ!」と言いたいところですが、これには業界の裏事情があるんです。
アパレルメーカーの中には、品質事故を避けるため、服の素材を検査する独立した部門を持っている会社もあれば、専門の機関に検査を外注している会社もあります。私がいた会社もそのような専門部署があり、布地が色落ちしないか、縮まないかなどをきちんと検査し、洗濯絵表示についても、服を作る部署に指示していました。