くらし情報『暗闇のソーシャルエンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは?』

2017年8月13日 11:00

暗闇のソーシャルエンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは?

参加者は最大8名のグループになり、光のあるうちに簡単な自己紹介をした後は、まず自分の身長にあった白杖を選びます。薄暗がりの中で白杖を使い、前方をさぐってみたり、トントンと足元をたたいてみたり。扱いに慣れてきたところで、完全な暗闇の中へ。

このとき先頭に立って案内してくれるのが、「アテンド」と呼ばれる暗がりのエキスパート、視覚障碍者の皆さんです。

Pexels photo 205108

■五感のすべてを使ってみると……?誰かの声が聞こえる安心感

「完全な暗闇」では、文字通り何ひとつ視界に入るものはありません。目を開けているのに、何も見えない。周りの様子どころか、隣にいる人のことすらわからない。感じるのは、足もとの床の堅さと、手の中の白杖の感触だけ。


心細さが募るところへ、アテンドさんがすかさず声をかけてくれます。

「皆さん、緊張してますか?暗闇では、声を出して感じたことを伝えてくださいね」

はぁい、という声があちこちであがり、ああ、周りにはこんなに人がいてくれるんだと実感。声を出すって大事なんだと、改めて気づかされます。

片手を前の人の肩に置き、もう片方の手で白杖を突きながらゆっくり前に進んでいくと、辺りの様子が変わっていくのが感じられます。

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