暗闇のソーシャルエンターテインメント「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは?
だったので、とても心がゆったりする空間でした。
安心して他の感覚に頼っていいし、何より、楽しさや安全といった気配が伝わってくるので、自由に感覚をのばすことができます。同じような感覚を持つ方や、気配に敏感なお子さんをお持ちの方は、こうした場で感覚を遊ばせ、体験をシェアするといいかもしれません。
さまざまな“気づき”を生むことから、ダイアログ・イン・ザ・ダークは、チームビルディングやリーダーシップ研修、五感を活かした商品開発・マーケティングなど、ビジネス・ワークショップとしての利用も進んでいます。
■ダイアログ・イン・ザ・ダーク誕生の背景と、日本での開催情報
1988年にフランクフルトで開催されて以来、ダイアログ・イン・ザ・ダークは世界39カ国以上で開催され、800万人を超える人々が体験してきました。
発案者のアンドレアス・ハイネッケ博士は、ユダヤ系の母とドイツ系の父の間に生まれました。母の親族がホロコーストの犠牲者であるのに対し、父の親族はナチスの支持者だったことから、人が人を排斥する過程には何があるのか、人は何をもって優劣を決めるのか、排除を生まないためにはどうすればいいのかという疑問が頭から離れずにいたそうです。