くらし情報『『コウノドリ』9話。つらいとき、大変なとき、妻の一番の味方になるのは誰?』

『コウノドリ』9話。つらいとき、大変なとき、妻の一番の味方になるのは誰?

第5話で死産を経験した瑞希(篠原ゆき子)にも、サクラはそう語りかけている。

しかし、彼らの言葉が、苦しみの渦中にある女性たちの心にどれだけ届いているかはわからない。

■妻の世界一の味方は……やっぱり夫

ドラマの焦点は、沙月の夫、修一に移る。

修一はとても優しい男だ。出しっぱなしになっていた沙月の母子手帳を見つけて、彼女が落ち込んでいることを一瞬で察することができる細やかな心も持っている。

落ち込んでいる沙月に、子どもがいない夫婦という選択肢もあると語りかける修一。とても優しい言葉だと思う。だが、沙月の心は晴れない。
沙月は修一が子ども好きで、心から子どもを欲しがっていたことを知っていた。

修一はサクラのもとを訪れる。「どうすれば、妻を笑顔にできますか?」と悩みを打ち明ける修一に、サクラはこのように答える。

「修一さんが、奥さんに寄り添って、笑顔にしてあげたい、近くでなんとかしてあげたいって、必死に頑張っている姿は、奥さんにとって、一番の治療になるんだと思います。その想いはきっと、明日につながります」

修一は弾いたことのないピアノを買い込み、沙月が愛聴していたBABYの曲を練習しはじめた。

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