死者の国に隠された深いルールとは? 『リメンバー・ミー』は号泣必至の感動作 古川ケイの「映画は、微笑む。」#41
どうしてもコンテストに出場したいミゲルは、夜の町へと飛び出し、墓地の奥にあるデラクルスのお墓へと忍び込み、そこに飾られている美しいギターを盗み出してしまう。
そのギターを奏でた瞬間、なんとミゲルは先祖たちが暮らす死者の国に迷い込んでしまう……!
テーマパークのような楽しさに満ちたカラフルな死者の国で、たくさんの先祖たちやひいひいおばあちゃんのイメルダと出会うミゲルだったが、死者の国に迷い込んだ生きている人間は、日の出までに元の世界に戻らないと体が消え、永遠に家族に会えなくなってしまうと聞かされ……。
◼︎死者の国に隠された深いルール。家族の絆に号泣必至!
死者の国から元の世界に戻る方法はただひとつ。
先祖から「許し」を得ること。
大切なミゲルを元の世界に戻したいひいひいおばあちゃんのイメルダは、すぐに「許し」を与えようとしますが、永遠に音楽を諦めることを条件にしようとします。
それでもミュージシャンになる夢を諦められないミゲルは、イメルダの許しを拒否し、ひいひいおじいちゃんだと信じるデラクルスを探して、彼から音楽の許しを得ようとするのですが……。
実はこの死者の国には、さまざまなルールが存在します。