ランジェリーは肌に一番近い服。だから心地よく、ドラマティックに
肌に最も近いファッションアイテム、ランジェリー。
自分のありたいイメージや行く場所に応じて選ぶ「服」と違うのは、外から見えないだけに原則、選択に制約がないこと。
思いっきり大胆なもの、とにかく心揺さぶられるもの、ときめくもの、艶っぽい気持ちになれるものetc.、基本的にはどんなものでも選べる。
自分のランジェリーを見たり触れたりできるのは、自分とごく親しい関係性の相手だけ。特殊な位置づけのファッションアイテムなのだ。
■ランジェリーは“下着”とは違う
ランジェリーブランド「MEMAI」のデザイナーであるミキさんも、ランジェリーはファッションの一部だと考える人のひとり。
「ランジェリーは“下着”って表現されることがありますよね。それはちょっと違和感があります。
下着ではなく、おしゃれな服を選ぶ感覚で手にとって、身につけていただけたらと思って、作り続けてきました」
アパレル会社に勤める傍ら、2009年にひとりでMEMAIを立ち上げた。当時はコートからボトムスまで、フルラインでコレクションを展開するアパレルブランドだった。
3年活動した後に3年休み、2015年にランジェリーをメインとして生まれ変わり、今に至る。