ランジェリーは肌に一番近い服。だから心地よく、ドラマティックに
自宅にある4台のミシンで、時間を見つけては製作に励む。
ネットショップでの展開のほか、伊勢丹でポップアップショップを出すなど、ランジェリー業界で知られる存在となった。
「3年前、合同展示会『LINGERIE+』に出してから、横のつながりができて、リアル店舗に置いていただく機会が生まれました。
直接身につけていただき、感想のお声をいただけるようになり、対面で販売するのっていいなと感じています」
華奢で可憐な佇まいのなかに、芯の強さを感じさせるミキさん。お客様のことを話すとき、ふっと表情がやわらかになった。
■美しさと危うさが同居する世界観
美しいものや綺麗なものが大好きで、大学時代は映画を研究していた。卒論で取り上げたのは、アルフレッド・ヒッチコック監督の『めまい』(1958年)。
サスペンス要素が強めの同作に登場するブロンドビューティを見ていると、美しさと危ういバランスにドキドキする――そんな世界観を表現したくて、自身のブランド名を「MEMAI」とした。
http://www.memai.cc/
見てそれとなく感じるように、MEMAIのランジェリーは万人受けするタイプではない。