「私なんて太ってるから」って言うのやめない? M〜6Lまで展開するブランドのデザイナーが伝えたいこと
「私太ってるから、おしゃれしないとただのデブなんだよね」。
この言葉が象徴するのは、自分のことをどう認識するかによって、自分自身の在り方が変わってくるということ。
「『もう年だしおばさんだから』なんて思うと、おばさんカテゴリに入りますよね。自分を『ひとりの女性』だと思うと、女性カテゴリに入る。自分がそうありたいと思う自分をイメージして、そんな自分でいようとポジティブに思えるブランドを作ろうと、モンスタードロップスをスタートしました」
決してはじめから順風満帆だったわけではない。ふくよかな女性向けの、カラフルでポップな明るい印象の服を出すブランドとして立ち上げたところ、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)に「ちんどん屋みたい」「サーカスの衣装みたい」などと批判された。
最初に発表したコレクションの一例。
最初のコレクションを目にした男性からは「フフッ」と冷笑された。
周りからは「売れない」と言われ続けたなか、見事完売したチュチュスカート。
思いっきりカラフルなマドラスチェックのチュチュスカートを作ったところ、周りからは「絶対に売れないからやめたほうがいい」と言われた(結果的にそれは完売)。