自信とキレイをくれる、私だけのジュエリーをつくる人
(編集後記)
好きなことを仕事にしている脇島さんから、「作っているときは苦しい」と聞いたとき、はっとした。“仕事”として、好きなモノづくりと向き合っているからこそ生まれる感情だと思うから。
ただ、苦しみの先に光があり、一度迷路を抜けたら楽しみと喜びを獲得できる。ゼロの段階から顧客のそばにいて、丁寧に言葉や気持ちを引き出しながら、最終的にひとつの作品を届け、五感を揺さぶる。スタートからその「ゴール」に辿り着くまでの道のりを、脇島さんは顧客の数だけこれからも繰り返し走り続ける。その積み重ねが新たな「脇島明希奈」「Akina Wakishima」を見せてくれるのだろう。
Text・Photo/池田園子
※制作の様子やデザイン画、ジュエリーの写真は脇島さん提供
脇島明希奈さん1983年、神奈川県生まれ。大学在学中にジュエリーデザインの夜学に通い、卒業後はハイジュエリーデザインメーカーに勤務。
2009年より東京を拠点にオーダーメイドのジュエリーデザイナーとして活動を開始。2017年より、株式会社アプレで、鑑定士、バイヤー、現物資産としての宝飾品の提案、ジュエリーデザイナーとして活動。