高野聡美(SARAMI)が格闘技者として美しい3つの理由
彼女の初戴冠したい気持ち、北岡悟選手のジムに初のチャンピオンベルトを持ち帰りたい、という気持ちはSARAMIも応援していた僕も一緒だったと思います。
試合は1Rにダウンをとるものの、追い上げられて判定負け。運命がはじめから決まっているものだとしても、それを受け入れず戦う姿は魅力的に映ります。
この試合が終わっても、彼女は運命に抗うことを続けています。いつか必ずベルトを掴んでほしいし、掴めると信じています。
■楽しみながら闘い続けてほしい
女子格闘技の世界で、選手活動を生業にしている選手は、数えるほどしかいません(男子も大して変わりませんが)。
彼女も例に漏れず、他に仕事を持ってやっています。スポンサーがいるわけでもないし、スポンサーに気に入られるほど器用にもなれないはずです。
仕事をしている時間を練習時間に充てたいと考えるのは当然ですし、彼女が師事する北岡選手は選手活動を生業としています。
それに憧れるのは当然のこと。ここまで格闘技が好きで探求しているのであれば、格闘技で生きていってほしいと心から思うし、僕自身も業界を厚くしていかねばと感じています。
これから彼女の歩む格闘技人生がどのようなものになるか誰にもわかりません。