おしゃれは気分に魔法をかけるもの。だから自分のために楽しむ
と選んで着て行くくらいのことはしています(笑)。
■おしゃれには“心の余裕”も現れる
年齢や時代を経ての変化も楽しいなと思います。10代の頃は人並みにハイブランドのバッグに憧れもありました。今の私は「おしゃれは背伸びするものではない」という感覚なので、“ちょっと気分が上がる”くらいのものが好きですね。
着れば気分を「ルン」と上げてくれるけれど、必要以上に豪華なものを身に着けるような背伸びはしない。そのくらいが心地良いです。
SNSで気軽に海外のおしゃれな子のファッションが見られたり、小さなブランドのものを取り寄せてみたりできるようになったのも、いい変化ですよね。
年齢を重ねるごとに昔は好きではなかったテイストが好きになったり、似合わなかったものが似合うようになったり……といった発見もできるので面白いです。
実は30歳目前の頃は、ちょっと葛藤もありました。幼く見えてしまうことが気になり、「世に言う30歳のファッションってこんな感じ!?」と1年近く、大人っぽいファッションを模索していました。
年齢に見合う服を着ることも、大人としての礼儀のひとつかなと思っていたのですが、次第に“自分じゃない誰か”になろうとするような居心地の悪さを感じるように。