こんにちは。格闘家の青木真也です。
AbemaTVの人気番組『格闘代理戦争』。推薦人である有名ファイターの推薦選手同士が、賞金300万円と格闘技団体「ONE」との総額1000万円契約を賭けて争うリアリティー番組です。
現在放送のシーズンは女子選手で行われており、女子選手ならでは感情の出やすさで視聴者はもちろんのこと、関係者の感情までをも揺さぶっています。
第5回目の今回は、『格闘代理戦争』決勝戦に進出している平田樹選手を取り上げます。
1.柔道で培った身体能力の高さ
彼女を見ていて、身体の軸(体幹)が強いなと最初に感じました。
「身体が強い」と大まかな言葉で語られることが多い平田選手。
体力的な強さはもちろんですが、自分が力を発揮する力、相手に力を伝える動作が上手な選手だと、僕は思います。
力を持っていて、それをスムーズに出すことができて、相手に伝えることができます。力はあっても格闘技の中で出力できなかったり、伝えることができなかったりして、苦労する選手は少なくありません。キャリア初期で、それらができているのは武器だと思います。
12年間闘ってきた柔道での経験で、彼女は身体の強さを獲得したといえるでしょう。