映画『リヴァプール、最後の恋』感想。伝説的なハリウッド女優グロリア・グレアムのロマンスの実話!
こんにちは。アートディレクターの諸戸佑美です。
桜の開花も待ち遠しい今日この頃。
春は、出会いと別れの季節でもありますが、素敵な出会いをしたいものですね。
【シネマの時間】第59回は、そんな季節にぴったりのハリウッドの伝説的大女優グロリア・グレアムの “最後の恋” を描いた映画『リヴァプール、最後の恋』をご紹介します!
”女優として生きた、恋に生きた”
1950年代ハリウッドで活躍し、『悪人と美女』(1952)でオスカー助演女優賞に輝いた大女優グロリア・グレアム(1923-1981)と駆け出しの若手舞台俳優ピーター・ターナーとの恋の実話を元に描いた、切なくも感動のラブストーリーです。
グロリアは、4度の結婚歴を持つ恋多き自由奔放な女優としても知られていますが、今回グロリア役には、『20センチュリー・ウーマン』など4度アカデミー賞にノミネート経験を持つ実力派俳優のアネット・ベニングが務め、渾身の演技を披露しています。
ピーター・ターナー役には、『リトル・ダンサー』『スノーピアサー』のジェイミー・ベル。
本作は、ピーターが1987年に発表した同名小説の映画化ですが、歳の差もキャリアの差も超えて自然と惹かれあうふたりのロマンスを見事に体現し、見所です。