秋はワインがおいしい季節ですね。ボジョレー・ヌーボーをはじめ、この時期しか飲めない新酒ワインも続々登場。しかもワインには嬉しい健康効果もいろいろあるといわれています。
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アンチエイジングに嬉しいワインの効果ワインといえば、赤ワインに含まれるポリフェノールが体にいいという話が有名ですね。ワインの原料となるぶどうには、
アントシアンや
タンニンなどのポリフェノールが多く含まれ、
抗酸化作用が期待できるといわれています。
抗酸化作用とは、さまざまな
病気の原因となる悪玉の活性酸素を取り除き、酸化を抑える働きのこと。ポリフェノールは果皮に多く含まれるので、
果皮や種も一緒に発酵させる赤ワインに特に多いのです。
一方、白ワインは果汁のみを発酵させるので、ポリフェノール含有量は赤ワインの10分の1程度。しかし、
白ワインにも体に嬉しい効果はあります。ワインのタイプによって差はありますが、一般的に白ワインには、リンゴ酸や酒石酸といった
有機酸類が多く含まれており、
腸内のpHを下げ、悪玉菌の生育をおさえる働きがあるといわれます。
海外ではよく牡蠣と白ワインを合わせますが、これは白ワインの殺菌作用によって食中毒を予防するためという説もあるのだとか。カリウムを多く含むので
むくみ対策にもなり、カルシウムやマグネシウムのバランスもよく、
骨粗しょう症の予防にもひと役かってくれるとか。