「『お金が貯められる人は、私とは違って、きっと意思が強いのだろう』と嘆く人がいますが、実はプログラムの成果をうまく得られている人は『自分の意思だけでは限界がある』ということを理解して、
『意思が弱いからこそ仕組みづくりが大切だ』という自覚からスタートできる人なんです」
●途中でギブアップしないための仕組みづくり例
- ご褒美型の人は「貯めたお金でこれを買おう」と頑張ってみる
- 自己満足むっつり(!?)型の人は口座にお金が貯まっていくのを見て幸せを感じてみよう
- ムチ型の人は第3者に監視されることで、モチベーションを維持しよう
(出典:「年収200万円からの貯金生活宣言」より抜粋)
■数字で自分をコントロールする
「何回も90日貯金プログラムをこなしている人は、
『数字で自分を把握する』から、『数字で自分をコントロールする』に変化していきます」(横山さん)
『数字で自分を把握する』と『数字で自分をコントロールする』とは、どう違うのだろう?
たとえば、「今月は食費の消費ペースがより早い」という感想。これは、大ざっぱであっても数字をコントロールしていなければ、出てこない感想だ。「だから食費を節制しよう」と行動する、これが数字で自分をコントロールすることの始まりだ。
「
自分の消費の数字を素直に受け入れ、ストレスもなく行動に反映させられるようになれば、しめたものです」(横山さん)
■お金を貯めるには気持ちが大切
貯蓄プログラムの最後の到達点は、「家計簿やお金のことをあまり気にしていなくても、自然と必要なお金を捻出できるようになること」だと横山さんは言う。
たとえば別に所得がぐんと高い訳でもないのに、趣味である旅行費用を自然と捻出できる人がいたとしよう。
「そのような人は、バランスをとるのが上手なんです。大好きな旅行が優先順位のトップにあるので、ほかの支出を抑えることが自然にできる。
自分軸がしっかり形成されていて、そこに価値観がある。だからこそ、無理なく自然にお金のコントロールをすることができるのです。この例からもわかるように、
お金を貯めるには何より自分の気持ちが大切なんですよ」(横山さん)
お金を貯めるためには、自分を知ることがスタートでありゴールでもある。今回の特集を通じて、横山さんにそう教えてもらったような気がした。
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