連載記事:ダンナのトリセツ

誤解していない? “夫婦の距離感”を見直してみよう【ダンナのトリセツ 第5回】


■物理的な寄り添いも大切

前回、「つかず離れず」の距離感を大切に。そして時には「お互いの理解を深めるためのケンカ」をすることで、心を浄化させましょう。とお話をしました。

しかしたまに起こるのが、“距離感を大切にすること”をはき違えてしまうことです。

相手を尊重し過ぎるあまり、お互いに自由で干渉をまったくせず、相手が何をしているのかがわからないという事態を招くことも。

物理的距離をとりすぎてしまい、心の距離感も離れてしまうなんてことがあります。

心の通い合いは大切です。

「物理的距離=心理的距離」とも言われています。


毎日をともに過ごしていると、「いて当たり前」の感覚が強くなり、物理的な距離を無意識にとってしまう傾向があります。

しかし英国のある研究によると、肌と肌が触れ合いながら眠ることができる夫婦は、関係性に対する満足度が高いという結果も出ています。

そこで、「そうか! 一緒に寝れば夫婦円満なんだ!」と早合点しないでくださいね。

疲れて帰ってきたご主人に対して、「一緒に寝よう」と突然誘うのはNGです。

ご主人の心身の状態を受け止め、把握した中において、時間の共有を提案したり、言葉に示さなくてもそっと寄り添ったり…一緒にいて、お互いに居心地のよい物理的距離感をその都度、意識してみてください。

意識的にアクションを起こしていると、自然と無意識の中に落とし込むことができ、寄り添うタイミングが自然な流れでできるようになるものです。

ふとした時に触れ合える、助け合える“物理的距離感”を無意識の中で保ち続けたいものですね。

ダンナのトリセツ その5
「夫婦として、自分自身はどうありたいか」をいま一度、考えてみて。
お互いに居心地のよい距離感を保ちながら、意識的にアクションを起こしてみましょう。



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