連載記事:30代から考える「自分年金」
30代がもらえる年金で老後は大丈夫?【30代から考える「自分年金」 第1回】
■現在、年金をもらっている人の平均額は?
老後のイメージトレーニングとして、「いま、実際に老後を迎えている人」がもらっている平均的な年金額を知ることから始めてみよう。
年金額280万円=夫(年額200万円)+妻(年額80万円)
「会社員だった夫と専業主婦だった妻の年金額の平均は、280万円といわれています」(山中さん)
年収280万円といえば、月収22万円くらい。ここから税金や社会保険料が差し引かれ、手取りは18万円程度となる。もっとも、この数字は、「いま、実際に老後を迎えている人」がもらっている金額であり、いわゆる「もらえる年金額的には『裕福』な人」といわれている層がもらえる年金となる。
■30代の人が「老後」になったときもらえる年金額
では、年金制度が先細りになるといわれている、私たち30代~40代の年金額面はどれくらいになるのだろう?
年金額240万円=夫(年額160万円)+妻(年額80万円)
「会社員だった夫の年金は160万円(年額)くらいに下がるといわれています。専業主婦だった妻の年金を現状のままもらえると考えて、240万円くらいが良いところでしょう」(山中さん)
夫の年金額が下がるのだから、妻の年金額も下がることが予想される。つまり、
年額240万円よりも年金額は低くなると考えておいた方が良さそうだ。
次回は、「いま、30代の人が「老後」に足りなくなる具体的な金額」です。
※この記事は2016年11月の取材に基づいて書いています。
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