「夫が家事を手伝ってくれない…」
こう嘆くママは多いですが、あれこれ理由をつけているときは、もしかしたら「やらない」のではなく、
「できない」のかもしれません。そんな夫に「手伝って!」といくら言ったところで詮なきこと。まずは「できること」を探してみるのが得策かもしれません。
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今回は、実際に夫の「できること」を見つけて、家事を手伝ってもらえるようになったというママたちに、その体験談を聞いてみました。
■「力仕事=自分の役割」夫にはこれがデキる!
「夫はまったく家事ができない人でした。食器洗いや洗濯を頼んでも、帰宅してみると何もやっていない。『なぜやってくれなかったの?』と聞いてみると、『キミのように上手にできないから』と言うのです」(Aさん/32歳/食品関連)
そこでAさんは、「夫が得意なことならやってくれるのでは?」と考え、ためしに休日に布団干しを頼んでみたそうです。そうすると、意外とすんなりやってくれて、取りこみまで完了していたとか。
「
『力仕事をやってもらえると、本当に助かるわ』と感謝を伝えたときの夫のドヤ顔には、ちょっと笑ってしまいました」
いまでは、天気が良いと夫の方から「布団干そうか?」と聞いてくれるそうです。ほかにも、ゴミ出しを「やっとくよ」と言ってくれたり、古新聞がたまったらまとめてくれたりと、Aさんが頼まなくてもやってくれることが増えたとか。
男性にとって、布団干しやゴミ出しなどの
「力仕事」は、「自分の役割」として受け入れやすいのかも? 「こういう作業は、やっぱり男性が頼りになるわね」と言いながら、力仕事を頼んでみると良いかもしれません。
■持ちものこだわり派の夫にはこれがデキる!
「ひとり暮らし経験のない夫は、家事スキルがまったくなし。夫婦共働きなのでこれでは困ると、なんとか夫に家事に参加してもらう努力をしました」(Cさん/29歳/雑貨販売店)
Cさんが最初にお願いしたのは『自分の服は、自分でたたんで収納する』ということ。最初はうまくたためずシワになったりもしていたそうですが、そこは口を出さずに我慢。もともと几帳面(きちょうめん)な性格だったCさんの夫は、すぐに自分なりのたたみ方を編みだし、気づけばCさんより早く・上手になっていたそうです。
「
『洗濯物をたたむのは、あなたの方が上手ね』とたびたび褒めたことも良かったのかも。
いまではすっかり夫の担当に。私のもの以外は夫が勝手に終わらせてくれます」
「洗濯を手伝って」ではなく、「自分の衣類は自分で管理して」と言った方が、男性としては受け入れやすいのかも。とくに、持ちものや趣味にこだわりを持っている男性には効きそうです。
■不器用な夫にはこれがデキる!
「夫は本当に不器用で、家事を手伝う気持ちはあるようですが、掃除・洗濯・炊事などを頼むととにかく時間がかかり、仕上がりも期待できません」(Kさん/31歳/教育関連)
それでも、Kさんは何か家のことをやってもらいたいと考え、
『休日のまとめ買い』をお願いすることにしました。Kさんが作成したリストを渡して、夫に買いに行ってもらいます。最初はほしい商品とは違うものを買ってくることも多かったそうですが、慣れてくるとそれもほとんどなくなったとか。
「休日に夫が子どもを連れて買いものに出かけてくれるので、その間、私はほかの家事をこなせます。ときには自分の時間を楽しむことも…」
「ほしい商品とは違うものを買ってくる」となると、私なんかは「これじゃない!」とイライラしてしまいそうですが…。
そこをグッとこらえて、夫が慣れるまで根気よく任せ続けることが大切なのかもしれません。
■メカ好きな夫にはこれがデキる!
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「我が家では、『食洗器に食器を入れる作業』は夫の担当。料理は一切しない夫ですが、なぜかこの作業は気にいっているようで…。パズルやゲームが好きな人なので、そんな感覚なのかもしれません」(Iさん/28歳/教育関連)
また、Iさんの夫は、掃除・洗濯自体を頼むと
『やり方がわからない』と言って嫌がるそうですが、掃除機や洗濯機の掃除はすすんでやってくれるそう。もしかしたら機械を触るのが楽しいのかもしれません。
「家事」はやりたくないけれど、
「メカ」が絡むとやる気が出る…という男性もいるようですね。
日々、あれやこれやと湧いて出てくる家事の数々。そのうちの1つ、2つでも夫が担当してくれたら楽になるのに…と、ため息をついているママも多いことでしょう。
しかし、「できない」ことを「やって」とお願いするのは時間のムダかも? 少し考え方を変えて、夫が「できること」を見つけるところからはじめてみてはいかがでしょうか。
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