旦那とうまくいかない…夫婦の危機の訪れやすい時期とは
■夫婦クライシスその3:異動や新規事業立ち上げなど「仕事の転機」
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仕事の転機も、意外に危機が訪れやすいタイミング。これは、男性だけに限らず、働くママの場合にも当てはまります。「仕事の喜びを共有できない」「家では不安をはくことができない」などの理由から、気持ちを共有できたり、はげましたりしてくれる
“夫・妻以外の誰か”へ気持ちが傾きがちになってしまうようです。
この場合も、基本は出産後の対応と同じ。夫婦間でなるべく会話をすることが大事です。特に意識してほしいのは
「話を聞く」ということ。といっても、無理やり「この前の件、どうなった?」「今日は大丈夫だった?」と矢継ぎ早に聞く必要はありません。相手が話し始めた時に聞いてあげるだけで大丈夫です。
相手が話しかけてこない時はそっとしておき、その代わり
「おつかれさま」「ありがとう」などの声がけをしていきましょう。慣れない育児で頭がいっぱいになっている時、「おつかれさま」とねぎらいの声をかけられると、それだけでホッとすることはありませんか? それは夫も同じ。お互いにねぎらいと感謝の言葉をかけるようにすると、自然と夫婦の危機回避につながっていくはずです。
■夫婦クライシス番外編:熟年離婚をしないために…○○で関係修復
では、すでに夫婦の溝が埋められないほどに広がり、子どもが成人してからの
離婚を決めている、あるいは検討している場合はどうすればいいのでしょう。
答えはズバリ、少しでも関係修復したいと思っているなら、婚姻関係にあるうちに
1人の時間をたくさん持ち、あえて距離をとることです。
簡単にできる方法としては、寝室を別々にする家庭内別居。できることなら1人旅で「自分1人だけ」の感覚を取り戻すのもおすすめです。「この先、どうするのか」「どうなっていきたいのか」を考える時間をつくっていきましょう。
人は年齢を重ねるにつれ、変化していくこともあります。今、抱いている相手への不満が5年後、10年後も依然として残っているのか、それとも変化するのか。今は、相手の反応に嫌気がさしていても、数年先には相手も変化し、違う反応を示してくるかもしれません。
そういったことを、1人になった時間で自分にじっくり問いかけ続けてみましょう。相手のこと、相手との関わり方が
クリアになっていくのではないでしょうか。
夫婦の危機。できれば訪れてほしくないものですが、否応なく出くわしてしまうこともありますよね。代表的な3つのタイミングに共通しているのは、
「夫婦それぞれが自分のことで頭がいっぱい」であること。
夫婦関係に不穏な空気が流れた時は自分、あるいは相手が「手いっぱい」になっているかもしれないな、と考え、ふと立ち止まってみるといいかもしれませんね。
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