ウーマンエキサイトで人気連載中のやまもとりえさんの記事
「マッサージにいきたい…が言いにくい」で、ママのセルフケアについてのアンケートを実施。
「ママになって、自分自身のケアをすることが後ろめたくなった」という、やまもとさんの気持ちに共感する声が多く集まりました。
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子育て中、大きな疲労を感じていてもマッサージに行けない、気分転換のエステやネイルが言い出しにくい…。そんなママの“後ろめたさ”の正体とは何なのでしょうか。ママが気持ちよくセルフケアにでかけられるためにどうすればいいのか考えていきたいと思います。
■約80%のママがセルフケアに「気が引ける」
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今回、アンケートを募集したところ、マッサージやエステ、ネイルなど、セルフケアについて、「とても気が引ける」と答えた人が41%、「少し気が引ける」が40%と、
合わせて81%のママが、「気が引ける」と感じていることがわかりました。
「妊娠前までは行けていたのに、ママになったら気が引けるようになった」という感じ方の変化は、どこからきているのでしょうか。
Q. マッサージやエステ、ネイルなど、セルフケアについて、気が引ける?
とても気が引ける 41%
少し気が引ける 40%
全然大丈夫 19%
■セルフケアを阻むもの、罪悪感の正体は?
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腰痛や肩こりなど、身体の不調が出たら「どうにかしたい」と思うのはあたり前こと。エステやネイルに行って、「キレイになりたい」と思う心理も自然なこと。でも、それがママになると行きづらくなるのは、なぜなのでしょうか。
<子どもを誰に預けるか?>
私が、子どもを預けることに慣れていないし、子どもも預けられるのに慣れていない。技術があって、安心して預けられて、家から近くて…と考えていると、面倒になりなかなか一歩が踏み出せないまま肩こりと一緒に暮らしています。
<パパに預けるのは不安>
マッサージ行きたい! 肩も腰もバキバキ! 美容院行きたい! 髪の毛のびまくり枝毛だらけ!
でも、夫に4ヶ月の娘を任せるとなると不安すぎて言えない! 泣き叫ぶ娘を想像するだけでかわいそうすぎて言えない! 「夫よ、家事の手伝いよりも娘の相手のレベルアップに尽力してくれぃ。」
<授乳中で時間的に不安>
授乳間隔がやっと定まってきた生後3ヶ月頃に、私が一番にしたかったのがマッサージに行くことでした。
ミルクを飲ませればいいと思いながらも、母乳をあげられないことに申し訳なさを感じ…。全力ダッシュで移動して、1時間のマッサージを受けたのを思い出します。気持ちよさよりも赤ちゃんが心配でたまらなかった…。
<義母や世間の目が気になる…>
マッサージ、整体はお金を使うし、子どもも預けてのことなので、とっても気が引けます。美容室も同じ、ネイルなんてとてもじゃないという気持ちになります。まわりのママや義理母に責められるんじゃないかと(実際そんな経験はない)思ってしまいます。
セルフケアにでかけるためには、子どもを預かってくれる人が必要。パパや実両親、義両親、そして保育園の一時保育などが考えられますが、ママが安心して、気兼ねなく
頼める人や場所というのがないというのが現実のようです。
一時保育に関しては「もっと気軽にリフレッシュ利用できるといんだけど…」というコメントも。料金が発生し、地域によっては予約が取りづらいことも足が重くなる原因になるよう。最近では、子ども同伴可能なセルフケアが増えていますが、「子どもが一緒だとリラックスできない」という人もいました。
■自分にお金をかけられない妻たち
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アンケートでは、セルフケアにお金をかけることに「気が引ける」というコメントがとても多く見受けられました。
自分をキレイにしたり、メンテナンスしたりにお金をかけるのは、子どもができるとすごくぜいたくな気がして気が引けます。実際お金もかかるので働いてなければ余計。マッサージは受けて1年に1回とかかもしれません…。
ヘッドスパやマッサージ、フェイシャルエステで癒やされたいのですが…。
料金を見ると
「食費何日分だろう」とか、
「オムツ何袋買えるわ…」とか考えてしまいます(笑)。主人は「行ってきなよ~」と言ってくれる人ですが、やっぱり自分にかけるお金は気が引けてしまって。
子どものためのお金なら使えるけど、自分のために使うのは躊躇(ちゅうちょ)してしまう。ママになって、
“お金の価値観”が変わった人が多いようです。
とくに意見が多かったのは、ママが仕事を辞めたり育休に入っていることによる収入の変化という物理的要因。「専業主婦で自分の稼ぎがないからお金を使うことに気がひける」という同様な意見が集まりました。
またママが自分より「子どものためにお金を使う」ことを優先したいといった心理的な要因もあるようです。“子どもを出産する”ということは、人生でとっても大きな出来事。
大切な存在ができたことで“お金の価値観”が変わることは必然ともいえるかもしれません。