連載記事:パパママの本音調査
子どもに教えたい防犯対策「いかのおすし」って知ってる?【パパママの本音調査】 Vol.287
■家族以外にはついて行かないことが大前提
子どもたちの知っている人が犯罪者という事件もあるため、親としては家族以外にはついて行ってはいけないと言うしかないよう。
防犯標語の「いかのおすし」(いかない、のらない、おおきなこえをだす、すぐにげる、しらせる)は、最低でも子どもたちに教えておきたいです。
「子どもには家族以外にはついて行ってはいけないと教えている。例えば、お父さんとお母さんが事故にあったと言われて、車に乗せられそうになっても、絶対に乗らないで帰ってくるように言い聞かせています」(三重県 40代女性)
「外見だとわからないと思うので、じっと見てくる人やついてくる人、しつこく話しかけてくる人には、注意して逃げるように教えています。いつも人がいる店舗や事務所の前を通って通学したり、集団下校で帰ってきたりしています」(神奈川県 40代女性)
「私が子どもの時代は、遅くとも夜8時には家にいました。今の中高生は夜遅くまで部活や塾があり、10時過ぎてもコンビニにいたり、やれ文化祭の打ち上げだと友だちと食事に行ったり、危なっかしくって仕方ありません。
小学生までは『いかのおすし』と教えています」(東京都 40代女性)
■人を信じるなと教えていいのか、親として葛藤
一方で、誰でも最初から疑ってかかることを子どもに教えていいのだろうかと疑問を持つ声も。自分の身は自分で守るしかないとはいえ、人を信じることを教えられない世の中になってしまうのは悲しいことです。
「いい人ばかりではないと言っている。だだ、そればかり言っていたらどうなんだろうとも思う。親切な人もいるし、優しい子に育ってほしいとも思う」(広島県 30代女性)
「不審者の見分け方は、誰でも疑ってかかれということになってしまうので、言わないです。人を信じるなって教えるのって希望がなくて生きづらい」(佐賀県 40代女性)
ですが、安全は何もせずには手に入りません。「あのとき、ああしておけばよかった」と、後悔しないためにできることをすべてやっておきましょう。
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