連載記事:わたしの糸をたぐりよせて

幼稚園ママの詮索についていけない…夫があきれるママ友つきあい【わたしの糸をたぐりよせて 第4話】


■LINE通知音が鳴りやまない

食事が終わって悠斗を寝かしつけ、改めてLINEを見て見ると今日行ったお茶会メンバーでグループが組まれているのに気がついた。
ママ友からの恐怖のLINE
「今日のこと上田さんに言った人、誰?」

口調から怒っているのがありありとわかるカオルさんからのメッセージ。

それに対してやってないですとメンバーからのレスが続く。
私も、やってないものはやってないのでありのままを返信した。すると、また通知音が。

「もう、今日だけでいったい何通やりとりしてるんだろ……」

と思ったら亮からのカエルのスタンプだった。


■夫に理解されないママ友つきあい

帰ってきた亮に、今日の顛末を話そうとしたけれど、話なんてできる雰囲気じゃないくらい疲れてる様子だった。

「どうしたの?」と声を掛けても、不機嫌そうな声で「なんでもないよ」と返される。

そっかと呟いて、私は軽めの夕飯を出したのだけど、「主婦って楽だよなぁ。家事して子どもの面倒見てるだけで一日終わるんだもんなぁ」
夫があきれるママ友つきあい
なんて急に言われてついカチンと来てしまった私は、「結構、人間関係大変なんだよ」と返してしまった。すると、亮はテレビのスイッチを入れながら、

「どうせ、幼稚園の保護者関係なんでしょ。ニコニコ笑って心であっかんべしてればいいのに」

それが出来れば苦労はしないよと言い返そうと思ったけど、やめた。どうしてだろう…。これまでお気に入りだった洋服のはずがチクチクするような不快な感情がこみ上げてくる。





朝起きて気がついたら、ほうぼうからのLINE通知が合わせて10件以上も入っていた。開こうかと思ったけれど、今日はこれから園を休んで予防接種を受けに行くことになっているので帰ってきてからにしようと思いなおした。

(こういう時、個別接種って楽だよね…誰にも会わなくていいし)

悠斗を自転車に乗せた病院の帰りに、ちょっと買い物して帰ろうと近くのスーパーに立ち寄った。すると……。

なんとなく物陰から視線を感じる。誰かいるのかなと思い振り返っても知ってる人は誰もいない。

気を取り直して、私は自転車で坂道を駆け上がった。

このとき、もっとちゃんと後ろを確認していれば、少しでも歩くなりしゃがむなりして視点を変えて見ておけば、あんなことにはならなかったのに…。


イラスト・ぺぷり

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