©Kaikoro- stock.adobe.com
新型コロナウイルスの影響で、自宅で過ごすことが多くなってしまった子ども。「暇ー!」「やることない~」という声が家の中に響いている家庭も多いのでは?
そんなときに助かる映画やドラマなどの動画配信。そこで子どもが楽しめて、さらに「勉強へのやる気」を起こしたり、歴史や算数が好きになれるかも…という映画をご紹介します。
また親子で一緒に過ごす機会が増えたいまの時期だからこそ、一緒に観て、考えて欲しい作品もピックアップしました。
■「どうして勉強するの?」と聞かれたときに役立つ作品
▼算数ってカッコいい!『アルキメデスの大戦』
戦艦大和の建造をめぐる攻防を“机の上”だけで挑もうとする天才数学者の話。
「計算や数式ってこんなにカッコ良くて、ワクワクするのか」と思うことができるほど、数学の可能性、世の中に与える影響を教えてくれる。
▼偏差値40から慶応合格!?『ビリギャル』
偏差値40から慶応大学に現役合格した実話を基にした作品。聖徳太子を「セイトクタコ」と読んだり、東西南北もわからないレベルながら、目標を決めたら一途にがんばっていくサクセスストーリー。
先生の誉め言葉は、テストで悪い点を取ってしまった子どもに使える名言ばかり。親もぜひマネしたい!
▼好きは最強の力になる!『キューティ・ブロンド』
オシャレが大好きな女子大生が、政治家を目指す彼に「ふさわしくない」と失恋し、猛勉強してハーバード大学に現役合格! そしてある事件で得意を活かして見事に難しい殺人事件の弁護で勝利することに!
外見で偏見をもたれても、彼女は人を差別したりしない。
そして「得意なことが1つでもある」ことが将来に役立つ姿は、勇気をもらえるはず!
▼人生は毎日が本番!『GTO』
元暴走族のリーダーだった鬼塚英吉が、破天荒なやり方で問題を抱えた生徒を導いていく。
「人生はリハーサルがないから、毎日が本番!」という熱い鬼塚先生の言葉は、窮屈な日々を送っている今の状況には響きまくる!
■歴史を笑って学べる作品
▼信長死後の日本は会議で決めた?『清須会議』
本能寺の変で殺された織田信長の後継者を誰にするのか。戦国時代でありながら、日本史上、初めて会議によって歴史が動いたとされる「清須会議」。
子どもも知っている『本能寺の変』。その後の日本の政治がどう変わっていくのかが学べるとともに、駆け引きや作戦なども笑いながら学べる。
▼知恵で大軍をやっつける!『のぼうの城』
豊臣秀吉に命じられて、石田三成は2万の軍勢で忍城を落とそうとするのだが、忍城城代で「でくのぼう」を意味する「のぼう様」が迎え撃ち…。
史実に基づいた作品だが、残虐シーンはないので安心して観られる。戦国時代の背景がわかりやすく、知恵とユーモアで敵を撃退していくところは引き込まれる。
▼貧乏弱小藩の生き残り術『超高速!参勤交代』
江戸時代の参勤交代の悲喜こもごもがわかる作品。お金がない、人もない弱小藩がどうやって難題をクリアしていくのか。笑って、スッキリできる歴史物語。
徳川幕府がどうして参勤交代をさせるのか。そんな江戸時代を学ぶにピッタリ。
さらに無理難題に打ち克つために、いろいろなアイディアを考えて実践していくさまは、「自分で考えて行動する」を伝えるにはピッタリな作品。
■いじめ、命、世界…子どもと一緒に考えたい作品
▼自分の弱さを考えたい…『聲の形』
毎日を退屈していたガキ大将の少年が転校してきたろうあの少女に関心を抱く。最初は同級生も一緒になって少女をからかっていたのだが、ある日を境に一転少年がいじめられることに…。そして高校生になって少年は…。
いじめ加害者が一転いじめられる側になり、そのトラウマを抱えたまま成長していったときに何を感じるのか。内容は重いが、“自分の弱さ”“他人の目”について考えるすばらしい機会になる作品。
▼世界は変えられる?『僕たちは世界を変えることができない』
大学生がカンボジアに小学校を建てるという実際にあった話。目的もなく生きてきた若者たちが、ふとしたことから始めた活動。しかし実際にカンボジアで厳しい現実を知り…。
ささいなところから自分のするべき道がみつかることがある。そんな希望と、自分の目で見て、感じることがどれほど大切なことなのかがわかる物語。世界は変わらないかもしれないけど、自分が踏み出すことでもしかしたら小さな一歩になると信じられる!
▼個性は生き抜く力となる!?『キンキーブーツ』
倒産寸前の靴工場の社長がドラァグクイーンとの出会いによって、奮闘する物語。ドラァグクイーンとは、男性が派手な女性らしさを表現する人たちのこと。
多様性という言葉が叫ばれる昨今。TVでも個性あふれる人たちが登場している。個性は生き抜いていかれる才能、視点を変えれば世界は変わると、ぜひ子どもにも伝えたい。
▼子どもたちの叫びが響く!『スクール・オブ・ロック』
抑圧された今の時期にはピッタリな作品! 売れないロックバンドの男性がひょんなことから小学校の先生になり、子どもたちにロック精神を叩きこむ。
内気で閉じこもりがちな子どもたちが殻を破って熱血ロックを叫ぶのは、とても気持ちがスッキリする作品。
▼あなたは食べる?『ブタがいた教室』
大阪の小学校で実際に行われた授業の映画化。クラスで飼育した豚を子どもたちが食べるかどうかの議論を重ねながら、「食べる」意味を考えていく。
この学校で出した答えも賛否両論となるが、生徒たちが真剣に話し合うシーンは圧巻。「自分だったらどうする?」と子どもが真剣に考えることができる題材だけに、親子でぜひ話し合ってほしい。
■おすすめ動画配信サービス
ダラダラと動画を観てる、ゲーム三昧で困ってる…そんな風に子どもの時間が無意味に消費されてしまうことに悩んでいるときは、目的を決めて動画配信を楽しんでみませんか? 親子で観ることで、その後の会話にもつながるし、子どもならではの発見もあるかもしれません。
●U-NEXT
アンパンマンシリーズ、『いないいないばあっ!』、人気コミックの実写映画化、「日本史」の世界などドラマ、映画、アニメが盛りだくさん。またマンガなども読めて、31日間無料トライアル実施中!
≫
【U-NEXT】のサービスを見る
●Amazonプライム・ビデオ
2020年4月5日(日)までキッズコンテンツの一部が無料。月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Amazon Original 作品が見放題。1980年からの”ドラえもん”の映画シリーズも!
≫
【Amazonプライム・ビデオ】のサービスを見る
●FOD[フジテレビオンデマンド]
フジテレビが運営する動画配信サービス。キッズ作品期間限定無料配信
≫
【FODプレミアム】のサービスを見る
今回の事態では、ご家庭でも子どもとの過ごし方で悩まれる方も多いと思います。でも普段仕事で忙しく、なかなか子どもと向き合えていなかった場合には、話をする時間が確保したと思えると少し前向きになれるかも。
子どもと一緒に笑って、悩んで、動画を楽しんではいかがでしょうか?