結局夫は助けてくれない!『産後クライシス〜理子と健斗編』が描いた妻の失望に、涙ながらの声殺到
“男だから女だから”と決めつけず、どんな時でも対等に付き合ってきた、ある夫婦。ところが理想的だった夫婦関係は、出産を機にガラガラと音を立てて崩れ始めます。
「夫がこんな人だとは思わなかった…」、そんな妻の不満と憤りを描いたコミック『産後クライシス〜理子と健斗編』には、想像をはるかに上回る共感の声が寄せられました。
実際に出産するのは、もちろん妻。ですが、産後の負担も妻ばかりが負わなくてはいけないのでしょうか…?
■産後に夫婦関係が激変…夫を信じた妻の誤算
主人公・理子は、結婚から1年で妊娠。「彼がいるから大丈夫」と、里帰りせずに出産することを選びます。
無事に女の子を出産すると、夫の健斗は大喜び。ところがそれは、ほんの一時のことで…。
出産したばかりだというのに、夫は常に仕事を優先し、お見舞いにすら来てくれません。
さらに予めスケジュールをあけておくよう頼んでいた退院日も、結局仕事で来られないという夫。「せめて荷物を取りに来て」とお願いすると、「仕方なくやってあげている」と言わんばかりの態度をぶつけてきます。
■令和になってもまだ滅びない「育児は母親の仕事」発言
産後、夫は本当に力になってくれるのか。育児の負担を分担してくれるのか。
でもこればかりは産んで暮らし始めてみないとわからない…。
主人公の理子は、産後の夫の態度を目の当たりにして初めて、そのことを痛感します。
慣れない育児に気力も体力も奪われていく妻。それを横目で見ながらも、自分のペースをいっさい変えずに生活を続ける夫。
これまでの“各自好きにやる”というスタンスが変わらぬまま、母親にだけ育児がプラスされているという現実に、妻の不満は溜まり…ある晩ついに限界を迎え、妻は倒れてしまうのです。