子どもの学習に「付きっきり」はNG? 英語教材を展開するサンリオに聞いた“子どもを惹きつける”秘密
『Sanrio English Master』のビデオを題材に実施(インプット/アウトプット/養護者からのフィードバックの3段階)。まず設定条件として、養育者がビデオ学習に「A.まったく参加しない」、「B.フィードバックのみ行う」、「C.フィードバックに加え後半から参加する」、「D.最初から最後までビデオに参加し、フィードバックを行う」の4つパターンに分けました。
一見、「D」の付きっきりパターンが理想的に見え、実際に発話も増加するように思われます。しかし、「D」では「ネガティブな行動」「ネガティブな発話」がともに増えてしまっており、「B.フィードバックのみ行う」を超える結果に。
つまり親ががんばって介入しすぎると、結果が出やすいように見えて実際は子どもがイヤになり、やめたくなってしまうということ。親がずっと一緒にいることで、甘えが出てしまうのかもしれません。太田さんはこの結果を受けて、「親子で一緒に遊ぶのは週末の20分程度がベストだと考えています」と語ります。
子どもの自主性を育むためにも、「自分の力で成し遂げた」という自己肯定感を得るためにも、親の過干渉は逆効果。
これは英語学習のみならず、教育や育児全般に通じそうです。