2023年7月4日 11:00
うわっ、どうしよう……。上司からのSNSの友だち申請、承認すべき?【職場問題グレーゾーンのトリセツ #5】
新型コロナウイルスの流行により、私たちの働き方は急激な変化を遂げました。毎日定時に出社することが当たり前ではなくなり、入社以来一度も会っていない同僚がいるなんていう話も珍しくなく、副業が許される企業も増えました。
しかし、様々な働き方が選択できるようになった一方、会社の規則や労働法でもカバーできない問題点も出てきました。これはOKなのか?NGなのか?そうした職場の労務にまつわるモヤモヤとした悩みを、社労士の村井真子さんが解説する『職場問題グレーゾーンのトリセツ』(アルク)より一部をご紹介します。
■上司からのSNSの友だち申請、どうする?
【相談】上司からSNSの友だち申請を受けましたが、ちょっと微妙です。
⇒【アドバイス】ソーハラの可能性も。気が乗らないことは伝えましょう。
LINEを含めたSNSは多くの人が日常的に使うコミュニティツールです。
便利ですが、社内の人間関係を持ち込むとリスクも伴います。
SNSに仕事上の人間関係を持ち込んで嫌がらせや迷惑行為を行うことを「ソーシャル・ハラスメント(ソーハラ)」といいます。典型的な例は「いいね!」などのリアクションの強要、SNS上で公開している私生活情報への干渉、威圧的なコメントの書き込み、交友関係に対する口出しなどです。