知ってる? 「初める」の正しい読み方【意外と知らない言葉の知識】
「○○をはじめる」と述べる時、「始める」と「初める」のどちらを使うべきか迷った経験はありませんか?
「始」と「初」の使い分けは複雑なので、まずはそれぞれの意味を正しく理解することが大切です。
今回は、「始める」と「初める」の違いについて詳しく解説します。
■「始める」と「初める」の違いとは?
まずは、それぞれの漢字の意味を見ていきましょう。
◇「始」は「物事が動き出すこと」
「始」を辞書で調べてみると、次のような意味があります。
【始】
1.はじめる。はじまる。「始業・始動/開始・創始」
2.はじめ。おこり。「始終・始祖・始末/元始・原始・終始・年始」
(出典:『デジタル大辞泉』小学館)
「始」は、基本的に物事が動き出す様子を表し、出来事に重点を置くのが特徴です。
☆「始める」の意味
「始める」には次のような意味があります。
はじめる【始める】
1.物事を行っていない状態から行う状態にする。
行いだす。
2.(「創める」とも書く)新しく起こす。新たにつくる。
3.いつものくせを出す。
4.(動詞の連用形などに付いて)その動作が行われだすことを表す。