アイドルから女優へ。西野七瀬が先輩俳優から学んだ「コミュニケーションのコツ」
早瀬はきっとこの仕事に就く前から正義感が強い女性だったと思うので、早瀬らしさを意識するようにしていました。
――西野さん自身、アイドルとして活動していた頃には、後輩と接する機会も多かったと思うのですが、グループ活動での経験は、今回の演技に生かせましたか?
私はグループの中でも、引っ張っていくような先輩ではなかったと思うんです。あまり教えられることもなかったですし、乃木坂は本当に自由なグループだったので……。だからこそ、早瀬に憧れる部分はありました。同性目線で見ても、早瀬梨花という女性はとてもかっこいいですし、自分が普段絶対にできないことをやってのけてしまうので、演技中「今、私はかっこよくなれているのかな」と不安になる瞬間もありました。
――その不安の中でどのように挑んだのでしょうか。
撮影に入る前はたくさん不安があったのですが、私は「やってみたらなんとかなる」タイプなんです。どんなことを始める時も、やる前の不安の方が大きいです。
だからこそあまり考え込みすぎないことも大切だと思っていて、今回もその姿勢で臨みました。必要なだけの準備ができていれば、意外となんとかなると思っています。