父の趣味に隠されていた愛。クズ父だからこそ引き出せた夏の本音【海のはじまり#8】
一方で夏は海を実子として認知することを決意し、自分の家族にそれを伝えます。「はいりょうかーい」「おめでと」と、それをえらいこととも、褒められることでもなく、自然に受け止める姿が月岡家らしさを感じます。
そして、その決意は水季の母・朱音(大竹しのぶ)にも。すると朱音は一通の手紙を夏に渡します。それは「夏くんが親になるって決めたら渡して」と水季から託されていた手紙。
そしてその中にはもう一つ「夏くんの恋人へ」と書かれた、小さな手紙が……。
迷わず弥生に渡す夏ですが、弥生の心境は複雑なよう。そして、弥生がこの件で辛そうにしているせいで、夏が本音を言えず苦しんでいる状況も理解しており、その負のループにも悩んでいるようです。
次回は怒涛の勢いで夏の人生に巻き込まれ始めた弥生。彼女の心の内はこれからどうなっていくのでしょうか。また次回。
(やまとなでし子)
帰ってきた言葉のタイムカプセル。自分の言葉が導いた選択と別れ【海のはじまり#9】