帰国までに“秋のオーロラ”は見えるか!? フィンランド「イナリ」で最後のオーロラチャンス
その生活は都会に住む人たちとは大きく異なり、スーパーで野菜を買うことはなく、自給自足です。必要なものはトナカイの皮と物々交換し、地元の植物を使って羊毛を染めたり、伝統的なトナカイブーツを作ったり、ラップランドの自然に寄り添って暮らしています。寒さを凌げるトナカイブーツは、イナリ・サーミの人たちのマストアイテム。雪が入らない構造なので、外でも履けるそうです!
トゥーラさんが飼っているトナカイは現在14頭。そのうち4頭は生まれてまだ3〜4カ月の子トナカイです。エサやり体験ではトナカイの好きな葉っぱをあげることができ、ムシャムシャと食べる子トナカイはとってもキュート!トナカイたちはみんなトゥーラさんのことが大好きのようで、ずっと隣にくっついていました。
トナカイは冬に雪の上でソリを引いて荷物を運ぶのが仕事。夏〜秋は放牧されていて、冬になる頃に集められます。でも、放牧された後、どのトナカイが自分のトナカイなのか、わからなくなりそうですよね?その判断のために大切なのが、耳の「マーク」。このマークはトゥーラさんのトナカイということを表していて、ほかの人が飼っているトナカイと判別できるようになっています。