女性の多様性を受け入れる寛容さが優れた組織を作る。『ELLE』森明子×坂井佳奈子対談--1/2【INTERVIEW】
でも、仕事には見返りを求められますよね。
私が『エル』に入ったのは18年くらい前ですが、当時の編集部にはシングル、既婚者、離婚経験者、子どもを持つママなど、大体の属性をもったスタッフが全部揃っていたんですよ。人生の苦さ甘さを全部知った人たちが集まったところから生まれてくるものって、一段深いのかなと。広く様々な属性の人を受け入れた方が、結局は優れた組織になると思いますね。
――多様性を認める寛容な組織作りが、女性の活躍する職場へと繋がっていくということでしょうか。
森:そういった寛容さは、絶対必要だと思います。
坂井:現在、編集部には産休中のスタッフが一人、妊婦が一人、ママは多分10人ぐらいはいると思います。様々な立場のスタッフがいる中で、管理職として気を付けなきゃいけないなと思ったのは、持ちつ持たれつ、お互いがみんなで支え合おうといった考え方を浸透させていくことです。
そういった他者への気配りっていうのは、女性の方が少しだけ優れているのかな。そういった気配りできる職場ってすごく理想で、それを実現できるように、日々努力しなきゃいけないなって思うんですけどね。
--続く2/2では「女性は“トップを目指す”べきか」について両氏が語る。
エル コンテンツ部編集長の坂井佳奈子氏
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