2016年3月11日 15:00
虎ノ門ヒルズの街灯をハッキング、ブリストルからDUBライト【MAT2016】
Photo by Koki Nagahama (c) FASHION HEADLINE
昨年11月に来日し、東京公演にはアンダーカバー(UNDERCOVER)高橋盾の姿もあった伝説的なポストパンクバンドのポップグループやマッシブアタック、ポーティスヘッドなど、英国音楽ファンにとってブリストルという都市は80年代から90年代にかけてテクノロジーを融合させたレゲエ、ダブ、ヒップホップの発火点となる発信地として知られている。そのブリストルの街灯を使った“ダブライト”が東京・虎ノ門ヒルズの2階エントランス、オーバル広場に3月21日まで展示公開されている。最先端テクノロジーをアートと融合させた都市実験イベント「メディア アンビション トーキョー2016」で招聘された海外アーティスト、カナダ出身のジョナサン・チョムコと英国出身マシュー・ロジアのデザインデュオ、チョムコ&ロジア(Chomko & Rosia)による作品「シャドウイング(Shadowing)」だ。街灯に照らされて映る人影。しかし、人が歩いていなくてもその影が現れ、去っていく。街灯が、先にその下を歩いた人の姿を記憶しており、時間差で影が映るというインスタレーションで、次にそこを通る人のために影を残していく仕組み。