2016年3月11日 15:00
虎ノ門ヒルズの街灯をハッキング、ブリストルからDUBライト【MAT2016】
音楽のエコー、ディレイなどの映像版で、個別の音を反復、増幅させるレゲエのダブサウンドの成り立ちが重なる。ブリストルを拠点とするメディアセンター、ウォーターシェッド(Watershed)による「2014年プレイアブル・シティ・アワード(Playable City Awar)」の最優秀作品賞を受賞、2015年にはヨーク市の「イルミネイティング・ヨーク2015フェスティバル(Illminating York2015 )」で展示し、セバスチャン・コンランによりデザイン・オブ・ザ・イヤー2015にノミネート。現在ロンドンのデザインミュージアムに展示されている。「時間は違っても、同じ場所を歩いた人と出会えるというものを作りたいと思ったのが、この作品のきっかけ」とチョムコ。「都市はいろんな人で成り立っている。テクノロジーを使って知らない人とコミュニケーションを取る方法をずっと考えていた」とロジアが今回の作品の目的を話す。都市の街灯のハッキングのようなアイデアだが、「将来的に未来から来た街灯のような存在で、広告利用などを含め、実用化されていろいろな都市に置かれれば嬉しい」とチョムコは話す。2人は2013年にベネトングループのコミュニケーションリサーチセンターで出会い、チョムコがインタラクションデザイン、ロジアが建築を学んだ背景を持つ。