2016年6月29日 21:00
【ファッションの“未来”たちに聞く】オンナノコらしさとクールが混じりあう温度感--デザイナー青木明子--1/2
だったんです。あとは哲学者、心理学者というのもありました。たぶん校則もそうですが、何かに押さえつけられている現実やあらゆる現象に対して「なぜ?」と思うことが多かったのかもしれません。「なんでそうなのかな?」と、「人ってどうしてこうなのかな?」を考えることが好きだったんです。進路を決める時に、ファッションをやりたい、でも、ファッションの専門学校のようにオブジェクトにフォーカスするタイプではないだろうなと考えました。それで、バックグラウンドやコンセプトがあるファッション表現ができる美大を探して女子美術大学に進学することに決めました。先輩にはデザイナーの宇津木エリさんや、野田凪さんなど、ファッションの要素があるクリエーターの方が多いと感じていました。ーー当時憧れていたデザイナーさんとか影響を受けた方はどなたですか?高校の時、ジョン・ガリアーノのDiorのコレクションを見て圧倒されました。
美大に入りたての19歳の時は、六本木ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで山縣(良和)さんや坂部(三樹郎)さんの作品を見たのも影響を受けていると思います。ーー2007年にJFWの一環で企画された「ヨーロッパで出会った新人たち」