くらし情報『「ピエール・アレシンスキー展」が渋谷で開催、日本の書道に影響を受けたベルギー出身画家の国内初回顧展』

2016年9月21日 12:00

「ピエール・アレシンスキー展」が渋谷で開催、日本の書道に影響を受けたベルギー出身画家の国内初回顧展

があったが、アレシンスキーは、左手による絵と右手による文の両方でこれを実践し、独自の境地に達した。日本・ベルギー友好150周年を記念して開催される日本初の回顧展となる本展では、1940年代から最新作までを網羅した約80点を展示。会場では、表象とも文字ともつかないものが全面を覆い尽くしている《夜》をはじめ、コミック本のような枠を作った中に墨で絵を描いた和紙の短冊を、横150cmほどの絵の周りにめぐらせ、何かの物語が展開しているような予感を観る者に与えている《肝心な森》、不要になった紙類を、パリや南仏の蚤の市、古物商、古本屋などで見つけ出して再利用し、独特の効果を生み出している《あなたの従僕》などが公開される。具象と抽象を織り交ぜ、日本の書に影響を受けた書法で絵画を制作してきたアレシンスキーの画業を辿る絶好の機会となっている。なお、本展は、2017年1月28日から4月9日まで大阪・中之島の国立国際美術館に巡回する。【イベント情報】「ピエール・アレシンスキー展」会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1会期:10月19日~12月8日時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.