2016年9月23日 20:15
”ヴィンテージはトレンドではない“。ヴィンテージショップ・EVAオーナー宮崎聖子【INTERVIEW】
今回用意したアイテムは、今の私が考える女性像を象徴しています。着回せるとか使えるとか損得で判断するのではなく、着てみたい、手に入れたい、と純粋に思ってもらえれば嬉しい。私自身買う前から結果が分かっている洋服は着たくないし、買ってからさてどうやって着ようと思うのがファッションの楽しさだと思うので。ヴィンテージは単体で魅力があるもので、着回し力のような保証がない。これだけ大切にされてきたと語れるものを置いていますし、ヴィンテージショップとは本来そういう場であって、全身トータルコーディネートでおすすめするところでなければ流行りものを提供する場でもありません。店主としては、見てときめいてもらうのがいちばん嬉しい」■ヴィンテージはトレンドではない一見すると“クールビューティー”。けれど細やかな気遣いや言葉を選ぶ丁寧な話し方に、女性らしさや温かみが感じられる。4歳になるお子さんを持つ母でもあり、家族の話になるとユーモアをたっぷりと含んだ会話で私たちを和ませてくれる。
そんな彼女だからこそ、ファッションやヴィンテージに対する熱い想いも滲ませる。「ヴィンテージや古着はファッションに必要なものとされ、いまやメインストリームもそれを受け入れている。