サスティナビリティで方向を一致させる2020-21秋冬イタリアのバッグトレンド【MIPELミラノ現地レポート】
というスローガンを掲げ、ショーが予定されており開催できなかったデザイナーの作品を本部の設置されているペルマネンテ美術館に展示、公式ランウェイをすべてストリーミング配信するなど協会を挙げて支援策を打ち出したが、ウィーク終盤のロンバルディア州における新型コロナウィルスの感染拡大で、23日のジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)が無観客ショーに切り替え、最終日には日本から参加のアツキナカシマなど予定されていたショーはすべて中止になり、状況は大きく変化した。
この北イタリアでの感染急拡大の約1週間前に開催されたMIPELでは会場入り口で除菌ジェルと除菌ティッシュが配られるなどの対応が図られたが、夜には会場でパーティーイベントが行われるなど予定通り4日間の開催を終えた。今回のテーマは2019年の2月、9月展同様に「サスティナビリティ」が継続され、会場全体には1500鉢のアイビーが設置された。
ダニー・ダレッサンドロ・イタリア皮革製品メーカー協会ゼネラルマネジャー兼MIPEL・CEO&ゼネラルマネジャー
「今回、我々はサスティナビリティを工業的、環境的、社会的という3つの観点から検証した。