くらし情報『サスティナビリティで方向を一致させる2020-21秋冬イタリアのバッグトレンド【MIPELミラノ現地レポート】』

サスティナビリティで方向を一致させる2020-21秋冬イタリアのバッグトレンド【MIPELミラノ現地レポート】

特に社会的(ソーシャル)観点からのサスティナビリティは伊レザーバッグ産業の姿勢と背景を伝えるものとして重要だ」と話すのはダニー・ダレッサンドロ・イタリア皮革製品メーカー協会ゼネラルマネジャー兼MIPEL・CEO&ゼネラルマネジャー。同協会ではエミリオ・ロマーニャ州のアドリア海沿岸リミニにある職業訓練施設(SAN PATRIGNANO)が麻薬中毒者などの社会復帰に向けて1978年よりレザー職人を育成していることや皮革関係のスクールの卒業生が90%以上の高い就職率を誇っていることなどグローバルな社会問題へ貢献していることなどを会場内のワークショップで取り上げ、レザー産業とサスティナブルな関係を紹介。イタリアが誇る植物タンニンなめしやエコ、リサイクルなどプロダクトにおけるサスティナブルな取り組みは、会場中央のシナリオ(SCENARIO)ゾーンで小規模ながらイノベイティブでコンテンポラリーな商品を展開するブランドがイタリア国内外から集められた。

サスティナビリティで方向を一致させる2020-21秋冬イタリアのバッグトレンド【MIPELミラノ現地レポート】
アルケミ アトリエ(ALKeMe ATeLirR)
NYを拠点に15年前にスタートした「アルケミ アトリエ(ALKeMe ATeLirR)」はフィリピンのパイナップルの葉をスペインで生産するバッグや、イタリアのワインのぶどうやメキシコのサボテン、リサイクルプラスティックなどのアニマルスキン以外のエコレザーで商品を構成。

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